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在宅介護の回顧録
平穏を求めるほど壊れていくー認知症介護が教える“安定”の正体
年老いた親御様の在宅介護は、生活そのものがまさに「旅」。それは、日常が「旅」の構造そのものだから。そこには、家族が体調を急に崩すなど、予期しない出来事の連続が待ち受けているわけですが、「旅」慣れた人であればその日常は当然と映るはずです。一方で、定住を求め、それが安定だと考える人にとって、年老いた親御様の在宅介護は、厄介かもしれません。なぜなら、予期しない出来事ばかりの日常です。それは、もしかすると耐えられないと感じるのではないでしょうか。この記事は、施設/在宅の優劣ではなく、「変化を受け入れる力」で向上するQOLについてお伝えしています。 -
在宅介護の回顧録
介護は終わりではなく『旅』のはじまりだった
病気が治ったら旅行にいこう!病に伏せた人をそのように励ました経験はありませんか?でも、不治の病だと判っていたらどうしましょうか。在宅介護は、生活の自由を奪うものではなく、むしろ人を成長させる“旅”になり得る。それが判ったとき、介護の景色が変わります。 -
在宅介護の回顧録
介護の二極化
世界は常に変化していきます。どのような変化かといえば、ついこの前まで当たり前に手が届いてた現実が、今はもう手の届かない現実へと変容していきます。この変化は、止まりません。年老いた親御様の介護も、これまでの常識が通用しなくなるでしょう。当たり前にあると思っていた介護サービスも、これから大きく変わり、二つに分かれていくのではないでしょうか。 -
介護と仕事を相互に活かす
在宅介護で一番、損すること
人生を振り返り、もっと勉強できたなぁ、と思いませんか?人生を損した気分の一つです。もう一つ、やらなかったことで損する取組があります。それが、在宅介護。介護離職は良くないかのような雰囲気が支配しますが、私は全く逆の見解を持っています。なぜなら、年老いた親御様を在宅介護でお世話をして、寿命まで支える行為そのものが、どれだけ自分の人生を実り多いものにするか。多くの人はそれを知らないばかりか、知ろうともしません。それが、在宅介護の機会を逃すことで最も損することです。 -
介護と仕事を相互に活かす
介護で追い詰められる子の心の解放
少子の時代を迎え、高齢者二人以下住まいが増えるという極端な核家族化が進んでしまったおかげで、「大人の介護教育」が必要な時代となりました。なってしまった、と書いた方が良いのかもしれません。かつての日本人の庶民の暮らしは、助け合いが基本でした。他人でも、体調がすぐれなければ近所の人が気にかけてくれるほどです。今となっては、それは煩わしさの象徴ですね。生活の利便性が向上し、助け合う必要性も薄れ、マンションにおいては隣に誰が住んでいるのかさえ判らない時代です。伝統的に家庭内で在宅介護の大切さが醸成され、代々につながるカルチャーとして、親を介護する習慣が消滅に向かうのであれば、長寿社会は暗黒でしかありません。 -
介護と仕事を相互に活かす
なぜ介護で親を殺害するのか?
介護する子が年老いた親御様を殺害する事件が後を絶ちません。そもそも、親を殺害する、もしくは自死を選択する理由から学ばないといけません。まず、その行為が異常です。しかし、殺害してしまう。地球を俯瞰してみても、自ら命を絶つ生命は、人間だけ。親を殺害する生命も、ほぼ人間だけなのです。しかし、その時、すでに人の心は失っています。 -
介護と仕事を相互に活かす
なぜ介護休業は取得しにくいのか?
40代~60代のサラリーマンで、年老いた親の介護に直面して、初めていろいろと調べるのが介護の世界ではないでしょうか?親も元気、自分も元気なうちは、介護の世界は他人事だったはずです。そして、年老いた親御様の病状、例えば認知症を取り上げてみても、初めて直面するその症状に驚くはずです。そのような精神状態で、親御様の介護の見通しと、自分のキャリアの両立など、考えられるはずはないですね。なので、介護休業すら上手に取得できません。 -
介護と仕事を相互に活かす
親の介護と仕事の両立について
これから先、高齢化社会が進み、それが問題だと報じられます。しかし、ニュース番組をご覧になってみてどうですか?インタビューに普通に答えているお元気な90代の方々が多くなっているように見受けませんか?本当に介護サービスを必要としている人には、これまでのスタイルでの介護サービスは必須です。しかし、これからの時代、70代、80代でもバリバリ現役の国会議員さんがわんさかと多くなります。つまり、老後の引退という概念がなくなる時代のあるべき介護サービスとは?今までのようなスタイルが本当に必要?という変化が訪れるのではないか、というのが私の見解です。 -
在宅介護の回顧録
人間関係構築力の無い人に介護職は絶対無理。ですが・・
良い介護サービスを受けるためには、良い介護サービスを提供する「人」との関係が問われるのは当然です。絶対的に当然なのですが、ほとんどの人が重要視しないのが不思議でなりません。ご高齢の親御様、介護の責任を担う子の立場であれ、ケアマネの紹介した施設、そして施設長と面会して、見学して、施設を決めてますよね?身体介助がありますが、本当にその決断は大丈夫ですか? -
介護と仕事を相互に活かす
ワークライフバランスと在宅介護
当ウエブサイトをご訪問してくださる方のなかには、在宅介護と仕事の両立に悩む人も少なくないのではないでしょうか。私も、つい昨日のように思い出しますが、今から12年以上も前、実母の在宅介護が始まった当初、経営している会社の社名を変更するなど、経営方針を変えました。だからといって、仕事を犠牲にしたとは思っていません。会社としてもターニングポイントだったに過ぎません。そもそも、ワークライフバランスは、家庭では、その営みへに責任と、社会では職務への責任、それぞれを高次元で成り立たせる取り組みです。仕事で手を抜いて、家庭でのんびりする行為ではありません。 -
介護と仕事を相互に活かす
在宅介護が投資なわけないだろう!それは昨日までの正解です
年老いた親御様の在宅介護は投資です。そのように聞いて、その通り!とおっしゃってくださる方は極めて少数派化もしれません。そもそも何のリターンが期待できるのか?現実的に期待値が無いのですから、在宅介護が投資だなんて戯言でしか聞こえないでしょう。それに、実際の在宅介護の現場は、てんてこ舞いの日々ですから、何に対して、何を投資しているかといった視点すら持てないはずです。でも、年老いた親御様の在宅介護は投資なのです。解き明かしましょう。 -
在宅介護の回顧録
認知症症状を表面化させない被害者意識の脱却
ご自身の親御様の在宅介護は、大変ですか?私は大変でした。在宅介護が始まった当初は、どうしたらよいものかと悩みました。しかし、親の介護のせいで自分が犠牲になっているとは思いませんでした。自分の人生が、親の介護のせいで悲惨なものになっていると、そのような思いには至らなかったです。その逆です。もっとお世話するから長生きしてほしかった。暮らしを楽しみたかった。この願いの実現に向けて全力を尽くしていた大変さが私にはありました。 -
在宅介護の回顧録
認知症による要介護3のコミュニケーション
認知症を患って要介護3と聞くと、どのようなイメージを持ちますか?老後に一人で暮らすのは、ちょっと難しいかもしれません。なので、年老いた親御様を在宅で介護するようになります。しかしながら、コミュニケーションが取れなくなるかといえば、十二分に可能です。コミュニケーションが取れれば、普通に親と子の暮らしが成立ちます。でも、それが出来ないのはなぜか?認知症により要介護3であった私の母とのコミュニケーションから解き明かしましょう。 -
在宅介護の回顧録
東京では梅が咲き誇る頃です
東京では梅が咲き誇る時期になりました。寒波が来ていたので、見ごろを楽しめる時期が延びているかもしれませんね。 -
イチオシの本
人生を変える練習。ブッダの意志強化術
散りばめられたサクセスストーリーに多くの人が目を向けます。一方で、年老いた親御様の在宅介護こそ、誰もが完遂すべき素晴らしい目標だといったところで、ほとんどの人が見向きもしませんね。だからこそ、達成すべき目標になります。なぜなら、在宅介護がはじまれば、カッコつけられない日々が続きますが、それが最もカッコいい生き方だと気づける人は、そう多くないのです。
